従来の水処理施設では、殺菌のために薬品処理を行うことが普通でした。しかしこの方法は重大な欠点を持っています。
それは、水をきれいにするために薬品を添加したにもかかわらずその薬品が環境を汚染してしまうという矛盾を含んだものであるということです。しかし、最近では環境問題がクローズアップされこのような施設を保有する機関や団体の中には薬品を使用しない殺菌処理装置に対するニーズがにわかに高まってきています。

ワイビーエムは、このたび薬品を使用せずに細菌や、寄生虫類を物理的に破壊して殺菌を行う装置の開発に成功しました。
簡単に原理を説明すると、特殊構造の箱内でウォータージェットを噴射すると通過する流体に特殊な物理的破壊作用がおこり殺菌や、水中の溶融成分の変化等を起こし、その結果、水が浄化されます。

この装置を養殖場等の飼育水槽に取り付けると、魚の寄生虫の卵の破壊と共に、飼育水中の二酸化炭素(CO2)・アンモニア(NH3)を減らすことができます。
これにより魚にストレスを与えないきれいな飼育水に生まれ変わり、この装置を取り付ける前まであまり元気のなかった魚が元気よく泳ぎ回るのが確認されました。

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